ナメコ馬鹿一代

◆ピーナッツアレルギーについて◆

おはようございます。

元バイオ技術師、現在飴細工師の馬場みのりです。

(*^^*)

昨日の続きでピーナツアレルギーのお話

欧米ではアナフィラキシーショックを起こす代表的な食べ物、ピーナッツ。

日本でもピーナツアレルギーの人が増えていて、蕎麦に匹敵するくらいになりつつあります。

◆どんな植物？

さて、ピーナッツってどんな植物かご存知ですか？

名前からすると木の実みたいだけど、マメ科の植物。

黄色い小さな花だけど、昼はしぼんでます。(^^;

受粉したら子房の付け根にある子房柄（しぼうへい）という部分が土の中へ伸びていき、土の中に実が出来ます。だから「落花生」っていうんですね♪

※子房…めしべの下端のふくらんだところ

◆どれが本名？

ピーナッツは、別名、落花生（らっかせい）、南京豆（なんきんまめ）、異人豆、唐人豆、地豆（じまめ、ジーマーミ）などといろんな呼び方をされています。

沖縄の郷土料理にジーマミ豆腐ってありますよね。ピーナッツが使われていると知らずに食べた女の子がアレルギーを起こすという自己が起こっています。

その土地ごとに食べ物の呼び方が違うものがありますので、旅行や出張で遠方に行くときや海外へ行くときは自分の食べちゃいけないものがなんて呼ばれているか調べておきましょう。

◆ほかのナッツもダメ？

ピーナッツアレルギーは、ピーナッツの中のどの成分に反応しているのかは人ぞれぞれ。

マメ科だから大豆もダメかどうかはわからないので病院で調べてもらうのが確実。

マメ科で特に注意してほしいのは輸入大豆。その次が国産大豆、枝豆、えんどう豆、グリンピース、インゲン豆、ひよこ豆。絹さややもやし、春雨はアレルギーが出にくいです。

ナッツ類では、アーモンド（バラ科）、クルミ（クルミ科）、カシューナッツ（ウルシ科）、

ピスタチオ（ウルシ科）、ヘーゼルナッツ（カバノキ科）、ピーカンナッツ（クルミ科）などがあります。マメ科ではありませんが共通する成分が含まれているのか、こういったナッツに反応してしまう人もいます。

しかし、複数が食べられない人は患者数としては少ないほうですので、不安な人はお医者様に相談してみてくださいね。

◆ピーナッツと金属アレルギーの関係

食品には、いろんな金属元素が含まれていて、健康に欠かせないマンガンや亜鉛といった「必須元素」もあります。食事からちゃんと摂らないといけませんよ〜。

たとえば、亜鉛不足…味覚異常、 鉄不足…貧血 クロム不足…糖尿病ってな感じ。

でも、食品に含まれている金属元素が金属アレルギーの人に反応することも！

ピーナッツには「ニッケル」が含まれます。ニッケルアレルギーの方はご注意を。

※ニッケルを多く含む食品

ココナッツ・チョコレート・きなこ・大豆・メルルーサ・青のり・くるみ・キビ・落花生・カシューナッツ・グリンピース・タケノコ・しそ・ナメコ・昆布・干しひじき・お茶類・ココア・コーヒー

金属アレルギーに関してはまた後日〜♪

◆え！こんなとこにもピーナッツ？

ピーナッツを含む食品、多いですね。

クッキー・ケーキ・菓子パン、アイスクリーム、チョコレート

揚げ物の衣、サラダ油などの混合植物油、ドレッシング、ソースや焼き肉のたれ、キャラメルソース、あんまん、田楽味噌、市販のパスタソース、冷や汁の味噌、キムチ、カレールー、ラーメンスープ、担々麺、カップ麺など。

ピーナッツは油分も多く美味しいので、お料理の風味付けやコクを増すのに使われます。ゴゴマダレや胡麻ドレッシングにも入っていて、「え！胡麻って書いてるやん！」ってパッケージに文句言いたくなる時もあります(^^;

裏の原材料表示までゆっくり読まないとね〜。

外食などでは、何も言わず、シレ〜っと入っていますので必ずお店の責任者にお尋ねください。（くれぎれもアルバイトさんには訊かないでね。きちんと把握していませんから。）

※ピーナッツオイル配合の化粧品、石鹸、シャンプーなどがけっこうあります。オーガニックや身体に優しい的な商品が多い。成分は必ずチェックしてくださいね！

ソンバーユ馬油シャンプー、馬油じゃん！って思ったらピーナッツオイルも入ってた。

◆信じていいの？企業のHP

企業のHPではアレルギー情報を後悔しています。

…が、コンタミネーション（混入）がないかと言えば、難しいでしょうね。

アレルギーの辛さがわからない人たちは、絶対、そこまで気にしてないはず！

わかっていても、仕事場だと忙しいとかスペースの問題もあるし。

食材によってまな板を分けたり、盛り付ける人がいちいち手を洗ったりなんてしてない。

調理用の手袋はめたままレジ打ちする人までいるんだから…(^^;

カンケーないけど、調理師や板前が結婚指輪はめたまま調理してるってのもイヤだぁ〜。

ピーナッツアレルギーの酷い人は、お友達がピーナッツを食べながらしゃべっているだけでもダメなんだそうです。空気中にピーナッツの粉末が飛んでしまうから。

お蕎麦もそうですね。ゆで汁の蒸気だけでもダメ。

小さいお子さんだとうまく伝えられないので、特定の食べ物に対して「苦い」「辛い」「気持ち悪い」「喉が痛い」「口がかゆい」と訴えた時は注意してあげてください。好き嫌いやわがままだと思って怒ったり、放置しませんように…。

アレルギーというのは、決して本人が悪いわけじゃないです。

もちろんお母さんやご家族の人が悪いわけでもありません。

症状が出て辛い時もあるし、他人から理解されなくてつらい時もありますよね。

まだよくわからない部分も多いアレルギーですが日々研究は進んでいます。

オーストラリアでは乳酸菌の一種ラクトバチルス・ラムノサスと少量のピーナッツを徐々に増やしながら１年半にわたり摂取する実験で８割の人が改善したという結果が出ています。アレルギーが治る病気になる日も近いかも〜！

日本でも、「舌下免疫療法」「経口免疫療法」というのが治療に摂りいれられ効果を上げています。

うちのダーリンは、私の手作り料理でかなり改善してますよ〜♪

アレルギーでボロボロだった顔の皮膚はすっかりきれいになってます♪

(≧▽≦)

今日も長くなってしまいました。

また、明日、何か書きますね(笑)

ではでは、今日も素敵な一日をお過ごしくださいませ〜

(^_-)-☆

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