ナメコでふわっと!?

ナメコでふわっと!?

絶対に失敗しないナメコマニュアル

金沢の秋の味覚は何で始まるか、人によって異なるのだろう。

 

私の秋の味は底引き網漁の魚たちである。

甘エビはもう少し寒くなってからの方が味が濃くなる。

トップバッターはカレイである。

 

 

 

カレイとヒラメはよく似ているが「左ヒラメに右カレイ」といわれるように、顔が右側についているのがカレイである。

カレイの種類はいろいろあり、名前も地方によって違っているようだ。

 

金沢ではササガレイが高級とされ、アカガレイ、スガレイ他がある。今日食べた初物は、スガレイ。身が引きしまっており、これぞ底引きであった。少ししょうゆ味を利かせた煮魚として、喉を通り胃の中におさまっていった。

 

秋といえば、やがて来るのがキノコの時期である。まだまだ早いがやがてふるさとのキノコの季節が来る。これも地方によって名前が違い、耳で聞いてもどの種類かわからない。

 

藤原正彦の「管見妄語 とんでもない奴」を読んでいたら、高原の山荘でのキノコ狩りが出てきた。そこにジコウボウという名のキノコが登場し、「味噌汁に入れるとナメコのようにヌルッとして美味しい」とあり、数も結構とれるようであった。

 

これは金沢でいうシバタケかと推察する。味噌汁には小さく切った豆腐を一緒に入れると一層美味しい。シーズンになると市場にも出ているが、昔は近くの山に行って自分で採るか、近所の人からもらった。祖母が一番上手に採ってきた。そんなシバタケだがもう食べる機会はそんなになかろう。

 

藤原のエッセイに、サマツはマツタケよりおいしい、というくだりがあった。そうサマツはマツタケと似ているが、マツタケよりはるかに香りが高く美味しかったことを思い出した。読むまでは完全に脳裏から消えていた。

 

サマツは母の友達で山に住む人の近くで採れた。母は山にはよく一緒したが、サマルの「バンバ」という秘密の場所には、ついには連れて行ってもらえなかった。サマツは1年に2、3度届けられたが、この名人は親しくてもバンバだけは決して教えてくれなかったようだ。

 

サマツはもはや幻のキノコであり、二度と口にすることはないだろう。

 

藤原正彦は妻がよく読んでいる。たまたま目にしたところでサマツに出会った。サマツの味が思い出とともに蘇ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

やる夫で学ぶナメコ

今回は 校長先生に紹介していただいた方にお会いした時の証言である。
鞍手町 新延地区にお住まいの内田カナメさん、

ニコニコと優しい笑顔の方である、
内田さんの話は 三菱方城炭鉱の話から始まった、

両親が三菱方城炭鉱で働いていたという、
カナメさん、

(直方市石炭記念館所蔵)

カナメさんも三菱方城炭鉱にて 労務で試験を受け、会計をやっていたという。

受験者は 50名 合格者は 総務、会計、電話交換手の職に就いていたようだ。

不合格者は 選炭場やランプ室勤務となる。

時代でいえば 戦争や貧困で満足のいける教育も受けれず、挑む試験は 難易度の高いものであっただろう…

カナメさんは 言います、

「教育を受けれるのは 金持ちだけで 炭鉱も社会も何処も変わらん差別があった」

何 不自由なく 過ごせている事に胸が痛んだ…

カナメさんは 試験に合格したようだが、
かなりの努力の末の合格であっただろう。


そして カナメさんは このような事も話してくれた、
戦時中は 会計事務所の前に憲兵室が設置されていたようだ。

設置された時にカナメさんが、

「炭鉱になし、憲兵がおるとか?」

と、聞いたようだ。

炭鉱の鉱員さんの仮病や脱走を取り締まる為に常駐していたという。

本当に体調の悪い者もいただろうに実際に憲兵から痛めつけられている人を見て可哀想だと感じたと話す。

男勝りで気の強いカナメさんでも どうする事もできなかったと言う。

それもそのはず、戦時中に憲兵に逆らえば
連行され拷問される事も少なくなかったと聞いた事がある、
憲兵の拷問にあうのならば 自ら死ぬ事を選んだ方が楽だという程のものであったらしく 何も言えない事が臆病とか卑怯という言葉には 全く当てはまるものではない。

この時代に生きてきた方にしかわからない歯痒さや苦悩があったのだと思う。

同級生の親父が召集令状を無視し、山へ逃亡した話しもしてくれた、
山狩りも虚しく終戦まで見付からなかったと言います。

しかし、終戦後にヒョッコリ帰ってきて皆驚いたという 警察からは、

「お前、良かったのぉ!」

と、笑って言われていたようだ。

これが 時代の流れなのか、ここまで変化するのかと話を聞いて自分も驚いた…

それから戦後、三菱方城炭鉱は 皆の進退に対して 各自自由にしてよいとの通達を出したという。

その通達にカナメさんは 実父の考えで義弟の養子に行く事になった、
義弟の家は 芝居小屋の札売所をやっており、カナメさんも札売りの職に就いた。

しかし、カナメさんは 嫌になり 実家に逃げ帰ったという。


それもそのはず、当時 花札博打が流行っており、実父もハマっていたらしい。

その時代では 負けが込むと実子を人身売買するという事が当たり前に行われていたようだ。

驚くのは そんなに昔の話では ない事なのだ…

話を戻すと 昔から実家で朝に博打仲間が集まり博打をやる毎日であったという、
腹を立てた カナメさんは 来客の下駄を全て山に放り投げた。

爺さんに木に縛られたよと笑う、
同級生にも よく学校を休む子がいて、 
実は、両親に女郎屋に売られとったと後日聞いたと話す。

カナメさんは 言う、
戦前、戦後に生きた若者は 大変な目にあったと、今でも同級生に会うと、

「あんたも昔 大変やったね」

と、話すと言います。

時代や社会が豊かでないと人間は こうもなるのか?

現在ももし貧困社会となれば 人は こんなに残酷になれるのだろうか?

深く考えさせられる話であった…


次に、船に乗っていた時の事を話してくれた、カナメさんは (テンバ船)という船に乗っていた、

港に着いた本船に荷を渡す小舟のようなものだったようだ、

事務所は 若松の第一港運、仕事が終わると1日、1日給料が支払われた(日給)

映画の撮影もよく来てたようで 花と龍にエキストラとして出演したようだ。

「昔は 体格もよかったんにね」

と話す。(写真 内田カナメさん)

現在は 25kg袋だが昔は 50kg袋だったと言うが 女性には かなりの重労働であっただろう。

続いて、鞍手町六反田での事を話す、
長屋の話から始まったが想像を絶する程の荒廃ぶりであったという、
そこで皆暮らしていたのだから この地区での話がボロ長屋からでも頷ける。

ある日 県会議員が選挙宣伝で現在の県道29号線を通りかかったと言います。

当時の県道は 晴天でも雨天でも長靴をはかないと歩けない程に土がドベドベだったようだ、
その道で、カナメさんが県会議員の乗る車を停車させた。

「あんたね!?用事があるけ来ちゃんない!!」

襖も畳もない長屋を県会議員に見せたと言う、

「これで、家賃取るんか?」

と聞いた、すると 県会議員は そのうち連絡すると言って帰った。

知り合いには いらんこと言いよったら、
殺さるるぞ!

と言われたようだが、
当時の世の中や政治は そういうものであったようだが あのボロ長屋の光景が県会議員の心に深く刺さったのであろう。

その結果、現在の鉄筋コンクリートの改良住宅となったようだ。

上野英信氏の話しも出てきた、
上野英信氏の葬儀の時に地元の半グレが花輪が邪魔で気に入らんとの理由で花輪を蹴り倒して行った、
地元の相談を受けたカナメさんは 形だけつけようと話しに行ったようだ。

「あんたちゃ、なんね?なしあんなこたしたんね?」
半グレは 先程の理由を話す、
「死んだ人が憎いでしたごたあろうが」
「そう思わんね?」

いらん事せんとと言い聞かせ 難なく丸くおさまったという。

地区の大きな問題や小さな揉め事にまで、
駆け付け解決していたというから面倒見の良い方だったんだと感じた。

怖いもの知らず、曲がった事が嫌い、面倒見の良いとなると正真正銘の川筋者でないだろうか?

実際 ある年齢層には カナメさんと言えば
鞍手町で知らない人がいなかった時もあったようだ。




そして、この新延地区での炭鉱労働の話しも聞いた、
カナメさんが炭鉱で働いていた時にも数人の方がテボからいで斜坑を上がっていたという。

カナメさんは テボからいで坑内を這いずり回るのがスカンかったけやらんかった。

「お前は ピン切りしない!」

と言われピンキリをするようになったと言います、
ピンキリとは 炭車の扉の止め金だったと思われる。

ピン(止め金)キリ(切る)止め金を外す=ピンキリ、炭車の扉のピンを切ると中の石炭やボタがドサッと外に出る。

選炭も広場に石炭やボタをドサッと落とし全て手作業であったようだ、


詳しい場所は 表大谷という事だから、新延地区側の大谷であろう。

話しを聞けば もっと 昔の話だと思うのだが、実際には 昭和30年代後期〜昭和40年代初期の話である。

昭和43年頃には 新延地区の炭鉱は 全て閉山し、姿を消したと言います。



最後に この炭鉱のスカブラ者の話しとなった、やはり この炭鉱町にも仕事に行きたくないという理由でとんでもない事を言う者がいたらしい、

味噌汁を吹かしたけ縁起が悪い、
犬が鳴いたけ行かん、

等々 難癖つけて仕事を休むという形である…

そんな理由で夫婦喧嘩になり味噌汁を外にブチ撒く人もいたらしく、カナメさんは、道に味噌汁のナメコが散乱しとったねと笑う。

マンが悪いと小ヤマの人は 特に多かったようだ。

しかし、それが ごく稀に当たる時もあり、昼過ぎに落盤事故がおこったという、
そのスカブラ者は、

「ほら、当たったろうか!」

と得意気な顔をしていたという。

その話しに驚いたが、そんな人がいたのかと皆で笑ってしまった。

今回は 3名にて 内田カナメさんのお話を聞きに伺ったのだが最後は 皆で笑って終了となった。



その他、土方に勤めた話、友人のランドセルの仕返しの話、友人がおこした給食費の窃盗の話、色々とあるのだが毎回1人、1人の証言内容が濃過ぎて1つの記事では納まらない。

機会があれば 是非 2部を書きたいものである。

もう1つ炭鉱町の人は 話の途中までは 過酷さや苦労を滲む話をするのだが最終的に笑い話で終わらせるという形が多い気がする。

最後は 丸く笑って終わらせる、私には そう思えて仕方ない。






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