2009・6・15
とうとう、義父のマンションを引き払うことになりました。
今年に入って入退院を繰り返し、とうとう老人施設に入居をされてからもマンションの処分は
控えていました。
いつ施設が気に入らなくてマンションに戻るとも言いかねない状況でしたので。
でも施設に入居後もたびたび入院をされて、ますます体力も落ちて
いまでは自力で歩くこともままならなくなりました。
主人や義弟の忠告もあって、このたび処分に同意されました。
もう半年近く空き家になっていたので、(時々は主人が郵便物などを取りには行っていたのですが)
部屋はいっそう傷んでいるように見えました。
入院するのに部屋を出たので、何もかもそのまんまになっていて、
一度私が生ものの整理には行って、そのあと施設の入居が決まったときに義父と一緒に
部屋に戻り必要最小限の荷物を持ち出していたんですが。
義父のいないところであんまり物をいじると、
義父の機嫌が悪いので
(私も触りたくもないですけど・・・・(  ̄っ ̄)
放ったままにしていました。
今回ようやく義父の退院となって
主人と弟家族3人で整理にいったんです。
私・・・・?
もう一切手を出しませんでした。
桐の箪笥は亡くなった義母のものだから、貰っておきなさいとか、着物はおいておきなさいとか・・・
申し訳ありませんが、全ていりませんと答えてしまいました。
馬鹿でかいだけの桐の箪笥、
この狭い我が家のマンションのどこへおくの?
着物っていわれても寸法が全く違うし、これから着物を着るのは私だけ
娘たちはきっと処分するだろうし・・・
仕立て直すほどの価値はありません。
着物の良し悪しは、よくわかりませんが、いいところからお嫁入りされたといわれるほどの
高価な物は無いように見受けられました
お義母さんの思い出と思うほど、着物の姿も見ていませんし、亡くなられた時に2枚ほど形見で頂いた
着物だけで充分です。
出来れば貴金属類なら・・・・と思っていましたが、そんなこと言いませんよ。
整理に出かける主人に
”何もいらないからね。もしなにかお母さんの形見があるなら指輪の一つでもいただけたらいいから
あとは申し訳ないけど、骨董屋さんにみてもらうなり、古物商やリサイクルショップに尋ねて
持って帰ってもらえるならそうして”と頼んでおきました。
”いいものなら結構良い値で引き取ってくれるかも・・・・”とも
丸一日3人で整理したらしいですが
家に戻ってきた主人曰く
”あんなにがらくたばっかり、ようおいとくね・・・・・
もう体中かび臭くてたまらんわ”
”ほしい物なんにもなかったけど、これだけちょっと持ってかえってきたと
ダンボール一つ持って帰りました。
義父の趣味だった俳句や俳画の本や家系図など、あとは義母のものだと思われるネックレスやブローチ
でした
”ママどれかいる?”
”そうだね〜。せっかくだから俳句の本は頂いておくわ。貴金属ってこれしかなかったの?”
”そうみたい。親父に聞いてもようわからんって言ってたし・・・・
だいぶ探したけどなかったわ”
”だってこれってイミテーションだよ。金でもないし・・・
悪いけどいらない”
(私って冷たい・・?欲深い・・・?)
だってほんとうに要らないんです。
新潟の家から久留米のマンションに移られてすぐにお義母さんの認知症の発症
それから30年近くお義父さんの1人暮らしでしたから、
何もしていないのは仕方ないことです。
骨董屋さんも古物商も何軒か下見に来たそうですが、どこもお金はらってまで要らないっていわれたそうです。
着物も大島でもあればね・・・・・・っていわれたそうです。
やっぱり私の見立ては間違ってなかった
主人いわく親父が誰かにやったんと違うか・・・・?って
主人も弟もアルバムを貰ってかえったそうです。
このアルバムも本当は困るんですよね
なにわともあれ、義父のことは一切口出ししません。
あとであれがない、これがないって言われても嫌だし・・・
口出しもしませんが、手出しもしません。
お好きにどうぞ・・・・って
でも仏壇はどうしようもありません。長男である主人が引き取るしかありませんから
肝心の仏壇の話はまたにします。