FE208-Sol
20cmコーン形フルレンシ?ユニット
※限定300台
標準価格
\35,000+消費税
見た目はFE208SSと酷似 マグネット2枚重ね
208EΣで取り去られたサブコーンも復活!
マグネット1枚のFE206S FE208Sなどの代替用として考える人も多いが
208Sが208EΣになったとき、音が変わったので今回はどうだろうか?
なんとなく最近のFOSTEXを見ると一概に208SSの代替にできない気もする
試聴が行われているので確かめていきたい
直近では
コイズミ無線
二子玉のショールーム
インターナショナルオーディオショー
真空管オーディオショー
で聴けるはずである
キャビネットとしては長岡氏設計では以下
D-55 206S用
D-57 206S 208S 汎用
D-58 208SS用
※D-57 D-58は初出時 板取のミスがあった
図面集は絶版なのでamazonなどで入手するしかない
D-55は長岡氏としても会心の一作 作った方も多いはずだ
予想外にワイドでフラット、超高能率である。軸上3mのf特で、指向性が効いていて、ハイエンドはやや下降気味。そこでツイーターを追加。色々やってみて、コンデンサーは0.47μF、逆相接続、位置はバッフルからホーンの付け根(本体のプレート)まで25ミリというところで決まった。
レンジはメーカー製50〜100万円なみ、能率は6〜12dBたかい。音は実物を聴いてもらう以外に伝えようがない。言葉で伝えようとすると、必ずウソをつけといわれてしまう。なぜってこのスピーカーを聴いたあとは 他のスピーカーを聴く気がしなくなる。D-70をも上回っているのではないかと思う。Dレンジの広さ、押し出し、圧力は比類がない。20センチ一発で40センチ4ウエイを凌ぐ圧倒的大音量再生が可能、一方微小信号にも強く、きわめて繊細で、とげとげしさは全く無い。ユニットが小口径、バッフル面積が小さいので音場感も良い。とにかく何を聴いても音楽が生きている。再生という言葉が生命の復活、蘇りを意味するのであれば、D-55こそ真の再生機であろう。
ツイーターについて
206スーパーはフルレンジであり、ハイエンドも延びているので一応ツイーターなしでも使えるが、不満が出てくるのは判りきっているのでツイーターは必需品と考えたい。問題は使えるツイーターが少ないということだ、ドーム型は能率不足で役に立たない。質の良いホーン型を使いたいが、入手可能なものはフォステクスT500A, T925, FT90H, FT96H, T300A, FT66H, テクニクス5HH10といったツイーターだ。このうちFT96Hは能率がやや不足ではないかと思う。T300Aは高価すぎるし,15Khzまでしか延びていないので、更にスーパーツイーターが必要。また超高能率なのでアッテネーターが必要になる。FT66Hはソフトタッチで206スーパーとの相性はもうひとつ。5HH10はやはりクオリティの面で相性いまいち。T500Aは良いが高すぎる。T925は一発だけ使用するとちょっと冷たい感じがする。能率もやや高め、FT90HはT925の普及版だが、能率は適当、音もFT96Hよりシャープで、T925より暖かみがあり、適当と思われる。今回はFT90Hを使用したが、ツイーターの交換は容易なので好みのツイーターを使うのは一向に構わない。
なぜBHか?
バックローデッドホーン、略してバックロードホーン、さらに略してBH。
今BHを作っているメーカーは日本にはない。海外でも極めて少ない。
なぜか。理由はたくさんある。低音が出ない。共振が多くピーク、ディップだらけでf特がフラットにならない。低音に時間的な遅れが出る。トランジェント(立上り、立下り)が悪い。開口から余分な音が出てくる。
ユニットの口径に比して巨大なエンクロージュアを必要とする。等々、要するにハイファイ用としては使い物にならない、ということでメーカーは見向きもしないのである。ではメーカーが採用している密閉やバスレフは本当にいいシステムなのか?ものごとすべて一長一短、密閉やバスレフも欠点を拾い出してこんなものはハイファイではないと一蹴することは容易なのである。
振動板が重く、磁気回路が弱いので、トランジェントが悪く、音が鈍い。共振(f0)だけを頼りに低音を稼いでいるのでトランジェントが悪い。ユニットに比してエンクロージュアが小さいので、エンクロージュアの板を通して音がもれやすいし、振動板の反動でエンクロージュアが動
きやすい。吸音材の使用で音が死んでいる。高音は軽い振動板で応答が速いが、低音は重い振動板で応答が鈍く、低音に時間的な遅れが出る。ウーファーのコーンは盛大に振動するが、ほとんどが空振りで、音圧になる部分は少ない。大音量再生しようと思っても、コーンの振幅で制限
されてしまうので、基本的に大音量再生には向かない。能率も低い。密閉、バスレフは一般にマルチウェイが常識であり、ネットワークやアッテネーターによる音質劣化が著しい。音が濁り、鈍くなり、Dレンジの問題は致命的といってよい。重い振動板のウーファーにボーカル帯域のかなりの部分を受け持たせるので生々しい声の再生はまず不可能である。
その他、音源の分散、位相差、時間差、相互干渉といった問題も出てくる。
そこでBHのメリット。基本的には小口径フルレンジが主役であり、ネットワークから開放される。振動板は軽く、磁気回路は強力、全域に渉ってトランジェントがよく、位相差、時間差もない。ボーカルも生々しい。低域は原則としてf0を頼らず、というよりf0を押さえこんで、ホーンの効果でオーソドックスに再生するのでトランジェントがよく、またコーンの空振りがない
ので、低音の大音量再生でも振幅は極小、パワーが入る上に高能率なので圧倒的大音量再生が可能。一方、軽量振動板、強力な磁気回路、吸音材ゼロ、後面が抜けている巨大エンクロージュアということから、微小信号にも断然強く、従ってDレンジは市販システムに圧倒的な差をつける。市販密閉、バスレフは振動板の実効質量(m0)とエンクロージュア重量との比がせいぜい数百でしかないが、BHでは数千に達するので、ここでも桁違いのトランジェント、力強さが期待できる。能率は市販システムに比べて10dB以上高いので、100Wのアンプが1kW以上のアンプなみの力を発揮できることになり、この違いは極めて大きい。メーカー製スピーカーで絶対に聴けない音というのは、この能率の差によるところが大きい。
D-70にしてもスワンにしてもそうだが、一度しっかりしたBHの音を聴いてしまった人はメーカー製システムには戻れなくなるのである。
これほどメリットの多いBHをなぜメーカーは作らないのか、最初に挙げた理由は実は建前である。古い教科書に書いてあったというだけのことで、実験によって確認したものではないのである。古い教科書がまちがいだらけだということは度々指摘してきたが、最近ではメーカーも同じ考えのようだ。メーカーがBHを作らない理由、本音はこうだ。適当なユニットが入手できない。キャリアもノウハウもないのでしっかりしたBHを設計できない。エンクロージュアが複雑で量産にのらない。コストもぐんと高くつく。
ユニットのわりにエンクロージュアが巨大なので売りにくい。市場ではエンクロージュアのわりにユニットの大きいシステムの方が売りやすいのである。30cm3ウェイで6万円なら売れる。しかし20cm1発でウン10万円では売りにくい。今回製作したD-55にしても、メーカーが作ったら30万円以下では売れまい。
「ステレオ」 1989年6月号(工作特集号) D-55の記事冒頭ページより
FOSTEXの取説箱や新設計のキャビが MJ10月号に掲載されている
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これによると音道は両方とも1.9mと意外と短い 6cm用のコサギと同じだ!
50Hzまでかろうじて出るもので、先のD55よりもローエンドは伸びていない
昔のユニットと比べて能率も低く m0も大きい
もしや駆動力は下がっている?
主な仕様
形式
20cmコーン形フルレンシ?ユニット
インヒ?ータ?ンス
8Ω
最低共振周波数
43Hz
再生周波数帯域
f0~20kHz
出力音圧レヘ?ル
96dB/1w(m)
入力(MUS.)
100W(NOM.35W)
m0
14.3g
Q0
0.15
実効振動半径
8.1cm
マク?ネット質量
3672g(1836g×2pcs.)
質量
8.7kg
ハ?ッフル開口寸法
φ186mm
付属品
・ 木ネジ×8本
・ ワッシャー×16個
・鬼目ナット×8個
・M5、L40キャップボルト×8本
・Lレンチ×1本
・パッキン×1枚
・OFCケーブル×2本
なんと コサギのユニットは付録!! 208-Solと同じロードをドライブする!
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昔作ったSPの入れ替えは
FE206Enでもいいかもしれない
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主な仕様
インピーダンス
8Ω
最低共振周波数
45Hz
再生周波数帯域
fo~20kHz
出力音圧レベル
96dB/W(1m)
入力
90W(Mus.)
mo
12.2g
Qo
0.19
実効振動半径(a)
8.1cm
マグネット質量
1,067g
総質量
3.2kg
バッフル開口寸法
Φ185mm
標準エンクロージャー方式
バックロードホーン
推奨スピーカーボックス
BK206En
もちろんEΣでもいいがm0は206Enより大きい!
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主な仕様
インピーダンス
8Ω
最低共振周波数
42Hz
再生周波数帯域
fo~14kHz
出力音圧レベル
97dB/W(1m)
入力
120W(Mus.)
mo
13.3g
Qo
0.18
実効振動半径(a)
8.0cm
マグネット質量
1,408.7g
総質量
4.8kg
バッフル開口寸法
Φ185mm
標準エンクロージャー方式
バックロードホーン
備考
BK206En取付可
ツイーターは予算次第だが これが最適
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T500A MKll
純マグネシウム振動板と強力アルニコ低歪磁気回路のほか、精密切削したホーンとイコライザーなど贅を尽くしたホーンツイーター。
標準価格
\100,000+消費税
特長
●金属特有の鳴きが少なく、優れたtanδを持つ純マグネシウム振動板を採用。
●強力アルニコ低歪磁気回路、精密切削したホーンとイコライザー、タングステンダイアフラムリング/ワッシャーなど、贅を尽くした仕上がりは滑らかで透明感溢れる音質を保有させています。
仕様
主な仕様
インピーダンス
8Ω
再生周波数帯域
4kHz~35kHz
出力音圧レベル
103dB/W(1m)
入力
50W(Mus.)
マグネット質量
480g
総質量
5,000g
推奨クロスオーバー周波数
5kHz(-12dB/Oct.)以上
CP重視ならこれになるだろう
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T90A
アルミ合金肉厚円筒形ホーンと超軽量リングダイヤフラム。アルニコマグネットを使用した高性能磁気回路を備えるホーンスーパーツイーター。
標準価格
\23,000+消費税
特長
●ツィーターはスピーカーシステムの音に躍動感と生命感を与え、クリアーで伸びやかな音楽再生を可能にします。
●切れ味良い音質で高性能なホーンツィーターで多彩なスピーカーシステムづくりを可能にしています。
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仕様
主な仕様
インピーダンス
8Ω
再生周波数帯域
5kHz~35kHz
出力音圧レベル
106dB/W(1m)
入力
50W(Mus.)
マグネット質量
100g
総質量
800g
推奨クロスオーバー周波数
7kHz(-12dB/Oct.)以上
カットオフ周波数
3.6kHz以上
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20cmのスピーカーユニット対応、迫力ある幅280mm・高さ900mm・奥行き400mmサイズのバックロードホーンエンクロージャーの組立キットです。
バックロードホーンならではの「歯切れ良く、明るく、前に出る音」を楽しめます。
すべての工程をカラー写真で解説した、わかりやすい組立説明書付。
エンクロージャー材質:MDF(厚さ15mm)
※スピーカーユニットは別売です。