久々に更新します(爆
何と言いますか、時間は充分にあったんですが、相変わらず調子が悪く伏せっていた……と、いいますか、血圧が百切って七十とか平気で下がってしまって、そのせいか? 自転車でなんでもない道で急にコケたりしてしまって……(T_T)
幸い『骨折等の大きなケガは無かった』んですが、代わりに盛大に腕とか足とか擦りむいて……痛い(泣
地味に体のアチコチを怪我して痛めてしまい、そーいうのもあって動きたくても動けないって感じっス(T▽T;)
まーそれはさておき、最近、世の中はなにかと騒がしい……天災といい、人の起こす諍いといい――よくぞこれほど次から次へと「まあネタが尽きないモンだ(-""-;)」と、不謹慎かも知れませんが感心してしまいます。
まあ、台風やら地震やら『昔馴染み』のモノには日本と日本人は“備えと心構え”ができており、他国では国や社会が存亡の危機に陥りかねないモノでも被害を最小に押さえ、早々と何事も無かったように復興復旧を果たしてしまいます。
無論、犠牲者はそれなりに出ますし、被災地が元通りの生活を取り戻すにはそれなりの年月がかかりますし。
……いえ「元通り」というワケにはいかず永久に失われるモノもあるでしょう(´_`。)
しかし『命さえあれば』たいていの天災震災は乗り越えられます!
その事を私たち日本人は知っており、現実に実現しているのですからその点を胸を張って誇っても良いでしょう。
さて、とはいえど私たち日本人が覚悟し備えているのは「付き合い慣れた“天災災害”」だけ……だという現実も直視すべきなんじゃないでしょうか?
その好例が『津波』です。
311震災の際、四囲を海に囲まれ長い沿岸線に面した平地に大きな都市を幾つも作って暮らしているにしては「津波」に対する警戒が地震の際の優先順位が意外と低くは無かったでしょうか?
地震の際、海岸近くで最初の揺れで難を逃れたなら「津波を警戒して高所にすぐに逃れる」こんな基本中の基本を“知識”でなく実際の危機感を 2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波を目の当たりにするまで「どこか意識の中から抜けて」はいなかったでしょうか?
正直、私は危機感として抜けておりました。
大阪在住ですんで、いつか、それも近々いつ来てもおかしくない南海東南海大震災などの際、『津波被害に必ず襲われる』のは何十年も前から警告されていたのに、ハッキリいいますと地震の際の被災の危険性としては揺れによる家屋やモノの倒壊とそれが引き起こす火事などに意識が向いていて津波被害は「二の次、三の次」という感がありました。
311震災はそういう意味で、改めて津波被害の恐ろしさを日本社会と日本人に思い出させたのではないでしょうか?
"tsunami" は日本以外にそれに適当なコトが無く「津波( tsunami )」という日本語がそのまま通じるホド、日本以外では近現代まで危機感の無い縁遠い自然災害でした。
無論、世界にもスマトラ沖大津波のように津波災害が皆無というコトではなかったのですが、日本ほど津波災害に歴史上何度も繰り返し、それこそ大きな震災ごとに揺れとセットで襲われるようなコトは珍しく、「津波( tsunami )」に当たる言葉が特に生まれないホド、海外では稀な自然災害でした。
日本ですら、その恐ろしさが薄れていたくらいですからねー(-""-;)
311震災以前は、国後島や江尻といった北海道で地震後に津波があったくらいで、それ以外は地震があっても津波警報が出ても数十センチから1メートルもないようなモノばかりで、警戒感も薄れていました。
そーいう意味では、これからの世界が異常気象気候変動の多発、激甚化が予想される世の中、今一度私たちの社会を脅かす災害に関して足元から見直すベキなのかも知れません。
……と、同時に実はといいますと今回提言したいのは『今までに無かった新しい災害のカタチ』についてもその危険性と脅威を考えて見えるベキなんじゃないでしょうか? というコトです。
それは例えば、先の311震災で私たちが思い知らさせられた災害が「津波」以外にもう一つありました。
それは『原子力災害』です!
地震の揺れには耐えたものの、その後の津波で電力を失い、その後の『ミンス政府の対応の遅れ失敗』でもう少しで日本の半分以上が死の土地となりかけました!?
原発の現場関係者と自衛隊の決死の対応が無ければ、本当に日本がその国土の(本州の)過半を失っていてもおかしくない事態でした!
世界の原子力行政の潮流も大きく変えるコトになった「フクシマ」はまさに運が良かったダケ……ともいえるでしょう。
さて、今後も世界に数百稼働している原子炉が地震や津波、あるいは人為的な事故や戦争、テロによって『原子力事故』が起きないとは限りません。
まあ、こればかりは危機の直前までどうこうできませんでしょうし、起こる時はチェルノブイリ原発事故やスマイリー島を持ち出すまでも無く起こるんですから、むしろ日本やソ連の教訓を生かして「被害を最小限に」するコトしかできないのですが……
それ以外はそれこそ「反原発」の“しみんうんどー”が唱えるがごとく現状の原子炉をことごとく廃炉にしてする以外は、確実に予防する手段など存在しません ┐( ̄ヘ ̄)┌
日本が、あるいはドイツが一国で「反原発」の美名の下に自国の原発を全廃しても隣国が……日本の場合は中国韓国、ドイツの場合はフランスを始めとする周辺諸国が原発を使っている限り無・駄でしょう(棒
それは皮肉でもなんでもなく冷厳たる現実であります(棒
問題対応と解決の第一歩は『現実をありのままに見る』コトが無くては始まらないでしょう。
さて、しかし原子力に代わる次世代技術の革新的なエネルギー源が開発されない限り解決しないでしょうねぇ(´_`。)
さて、原子力以外でその次に挙げたいのは……と、その前に――
2017/09/03
【ソウル時事】
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3日、金正恩朝鮮労働党委員長が新たに製造された大陸間弾道ミサイル(ICBM)の弾頭部に装着する水爆を視察したと報じた。
同通信は開発した核弾頭について、電子機器をまひさせる電磁パルス(EMP)攻撃も可能な多機能弾頭と伝えた。
北朝鮮がEMP爆弾を開発している可能性は指摘されていたが、当局が公式に認めたのは初めて。
金委員長は「強力な核兵器を思い通りにどんどん製造できるようになった」と述べた。
水爆を弾頭化したことを誇示し、米国をけん制する狙いがありそうだ。
同通信は、2016年1月6日に実施された「初の水爆実験」で得た成果に基づき「水爆の弾頭の技術的性能が最先端の水準で更新(アップグレード)された」と強調し、「攻撃対象によって、威力を数十キロトン級から数百キロトン級まで任意に調整できる」と主張。
さらに「大きな殺傷・破壊力を発揮するだけでなく、戦略目的により、高高度の空中で爆発させ、広い地域に極めて強力なEMP攻撃まで加えられる多機能化された核弾頭だ」と伝えた。
2017.9.8
太陽表面で起きた最大級の爆発現象「フレア」について、情報通信研究機構は8日、地球の高層大気への影響が数日間続く可能性があると明らかにした。カーナビやスマートフォンに使われる衛星利用測位システム(GPS)に大きな誤差が生じる恐れが続くという。
太陽活動は9月に入ってフレアが連続して発生するなど活発になっており、同機構は注意を呼び掛けている。
最大級の太陽フレアは6日に発生し、8日午前7時ごろ、放出された大量の粒子が衝撃波となって地球の上空に到達した。同機構は、地球の磁場と地球の上空にある電離層が乱れているのを観測。電離層の乱れは、飛行機や船の無線で使われる短波通信やGPSに障害を起こす可能性があるが、いったん乱れると戻るまでに数日間は続く恐れがあるという。
――と、ここ数日、日本も騒がせた上の二つのニュースをお耳された方も多いのではないでしょうか?
さて、北の核による人為的に引き起こされるEMP(電磁パルス攻撃)だろうと、自然の源、太陽から放たれる太陽フレア放出だろうとそれが引き起こす“災い”は同じ結果です。
最悪、電気と電子回路によって支えられた現代文明、現代社会は崩壊します!?
オール電化、ビックデーターを活用したこれからは第四の産業革命の時代だ♪ とか浮かれていたりせず、もう一度、足元から見直すベキなんじゃないでしょうか?
と、いいますか、先から述べている核のせいにしろ太陽風によるにしろ『社会の電子機器電化製品と送電網に対するEMP対策』が、お寒い現状であるコトを、今回せっかく日本社会が自覚して、ニュースにも取り上げられ認知が一般社会にも広がったんですから、それを逃す手はアリマセン!
これを逆に奇貨として、公的資金にしろ電気代のコスト負担にしろ、負うべき公共インフラ予算をかけて日本社会の送電インフラの対EMP対策を見直し、これから十年かけてでも“対策を取る”べきでしょう。
今の北朝鮮核危機は「上手くいけば大事になる前に鎮火」できるかも知れません。
しかしながら「北朝鮮がカタがついたなら、その次に間違いなく我々(日米と世界)は、中共といよいよ相対するコトとなる」でしょう ┐( ̄ヘ ̄)┌
と、いっても日本とアメリカは別に、中共やロシアに関しては「外へ拡張主義、侵略主義を目指さなければ」対決する必要はありません。
日本もアメリカもこれら『大陸軍国、大陸国家』とは海峡もしくは広い海洋で隔てられており、陸続きの欧州や中露の周辺国と違って『国防の余裕♪』がありますしねっ(苦笑
実は日米だけでなくイギリスもそうであり、海洋貿易国家としては、制海権を握り、軍事的・貿易的に重要な世界各地の港を押さえてさえおけば「海外領土の有無」というのは、それほど重・要・で・は・ア・リ・マ・セ・ン ┐( ̄ヘ ̄)┌
特に先の大戦以降の世界のように、世界各地で大油田が発見され、あるいは天然ガスや石炭の液化などの“利用技術の進歩発展”によって戦前と比べて『国際的な資源採掘の供給過剰、資源価格が劇的に下がった』状況下においては、自由で安全な国際貿易環境の下に必要な鉱物資源なりエネルギーなり、穀物なりは購入した方が、他国を植民地にしたり支配したりするよりもずっと安上がりかつ、儲かりますw
と、いうより国際秩序と安全のいわゆる“平和の配当”を、海洋貿易国家並びに技術力で優位に立つ先進国ほど甘受し、繁栄を約束されるw というべきでしょう!
なにせ、
「鉱物資源、エネルギー資源だけでなく農作物を含む一次産業の産出地、国を囲い込もうとしたり植民地化するのでなく、資源国からカネを払って購入(輸入)して行く方が余計な負担もなく楽w」
なのですし。
それに国防上、海という天然の要害・堀に囲まれた海洋国家である日米英は、陸続きの大陸国と違って防衛ラインは明確ですし、かつ容易であります。
さらに海はそのまま海路水路を通じて世界中と繋がるハイウェイとして利用可能で大量輸送を必要とする国際貿易において優位を占めるコトもできます。
なにせ物流コストでいえば、産業革命で鉄道等の大量動力輸送が可能になる以前から陸路に対する海路水路を利用した物流効率は千倍(!)もの差がアリマシタカラネー。
ですんで国境を隔てて十キロ先の隣国に陸軍国が攻め込んだ場合と。
海軍国が一万キロ離れた大海を超えた先の国に遠征するのとは。
実際に補給路の形成維持にかかるコストは「同等(!)」という現実を見るコトができます。
海のみならず大小の河川は昔から、単なる水源という以上に社会を支える物流の要衝であるのはいうまでもなく。
「水に浮かせて」モノを運ぶことで陸上の千倍の物資を運ぶコトができるのですから物流の効率は陸を人や荷馬車で運ぶ場合とは比べ物になりません。
さて、現代文明が産業革命によって成し遂げた最大の成果功績は「鉄砲の発達」でも「工場大量生産」でもなんでもなく、ヒトの二本の脚や動物、風や潮任せだった移動運搬手段において初めて『蒸気・燃焼機関を利用した革新的な人工動力源』を得たことです。
この結果、陸地のどこからでも鉄道道路を敷設整備さえすれば、産地の地理位置をそれほど気にする必要も無く物資の大量輸送が可能になっりました。
このコトは、それまでは例えば鉄製品を生産しようと思うなら、鉄鉱石の産地と製鉄の際に必要とする燃料を供給する炭鉱などといった原材料資源の産地と産地を結んだ中間点でなければ難しいという制約がありました。
しかしながら鉄道などの陸上大量輸送が確立されたコトにより、鉄鉱石や石炭の産地をそれほど考慮に入れなくても、ある程度好きな立地に製鉄所を作るコトができるようになりました。
その他、産業革命以前は農産物などもその地域に定住する人口の数百倍数千倍の口を賄える食料生産に適した土地は世界各地にありましたが、地産地消できない余剰生産分は虚しく無駄にするしかありませんでした。
ですが、大量高速輸送が手段として確立された以上、そうした穀倉地帯で大量に食料を生産し、大量の食料を消費する都市部などの人口を養うコトができるようになりました。
今では、それら大量高速物流に加え、情報が瞬時に地球上を行き交い、交易の決済も距離に関係なく処理されます。
そうした現代文明はドンドン私たち人類の効率を良くしていき、豊かにしてゆきました。
ハッキリいいますと、現時点で本当にキチンと需要と供給をコントロールできれば人類は地球上から“飢え”を無くすことは可能です。
ですが……世の中とは富む者貧困する者で格差があるのと同様に国や地域、季節や時期によってこれまた格差や物資エネルギーの資源の扁重が生まれ、これに既得権益、無知無能に無恥極まりない人の欲やら無関心が『理想通り』には世界を向かわせず、むしろ混沌と悲惨な悲劇を現代のこれほど技術と知識が高まった時代でも無くすどころか、むしろ拡大再生産させ続けています。
さて、とはいえど、考えてみればこの『現代文明』というヤツですが……実に危うい基盤の上に成り立っているともいえます?
と、いいますのもいうまでもなく、人類の今の文明の繁栄の源は石油による内焼エンジンでありますが、その石油をガソリンや重油、軽油などに“精製”するのにも、そして精製した燃料を車や航空機などに給油するのにも様々な装置や機械を動かさねばなりません。
そして、日常生活から生産を始めとする社会活動において私たちは電気電力という現代科学の偉大な発展の恩恵に浴しております。
その一方で、「もしもこの電力の発電源と送配電あるいは変電の為の社会インフラを喪失したら」私たちは社会の基盤を失うだけでなく、物流インフラの維持すらおぼつかなくなります!?
街中のガソリンスタンドも『電力』が無ければ車に給油できません。
同じく、火力発電や原子力発電も電気設備により動き、電子回路によって管理されています。
さらに、インターネットを始めとするサイバー空間を行き交う情報量は今や全世界のデジタルデータ量は 2005年:130エクサバイト(1,300億ギガバイト)⇒15年間で300倍⇒2020年:40ゼタバイト(40兆ギガバイト)に際限なく膨らみ蓄積されて行っています!?
……が、問題はこの人類の天井知らずに見える情報インフラの発展と蓄積が今のままでは「一瞬でその大部分が失われる」可能性がある!? という現実です(-""-;)
それは「この数日中に現実の悪夢と化しても何も不思議では無い」というのですから恐ろしい!?(´□`。)
それが先の記事にニュースにありました『太陽フレアの爆発』であり、悪くすれば数日で今の全世界から電力網と電子機器に電化製品を奪い『石器時代に現代社会を戻らせる』コトだってあり得るのです!
なにせ『軍関係の基地や施設、機体や艦船や装備すらEMP対策は完璧とはいいがたい』というのですから!?
それも世界最強の米軍ですらですよ?
ちなみに自衛隊に至っては2011年、予算委員会で、当時の森本敏・防衛大臣が小池百合子議員の質問に対して「平成15年(2002年)から18年(2005年)にかけて、この爆弾に対する防護措置として実験を繰り返し、研究し、試作をして、少なくともこれを電子機器の防護措置によって対応できるという実験に一応成功した」というのはよいのですが「実際の対応に関しては装備化を検討中」 であり。
2017年5月の国会・外務委員会では、土本英樹・防衛省大臣官房審議官が、国の防衛における自衛隊のEMP対策について3点を報告、
▼指揮中枢機関の地下化
▼通信網の多重化
▼電磁パルス攻撃に対する装備品の防護に関する研究を実施
したばかりであり。
その対応の実現化に関しては平成30年度予算概算要求で、電磁パルス攻撃に関する研究費として、14億円を計上してこれから……というおっとり刀な有り様なのです!?(ノ_-。)
大規模な停電、電気で制御するガス・電気・水道のライフラインの供給の停止、原子力・火力・風力・太陽光など各種発電所の制御不能、パソコンや電話などのデータ破壊と機能停止、交通インフラをマヒさせるなど現代社会を支える電気系統を故障・誤作動を引き起こす“災害”にしろ“攻撃”にしろ、私たちの世界は、現代文明はその文明の利器としての電力に頼り切りながら、その脆弱性は目を覆うばかりです。
地震カミナリ火事……親父じゃなく今は台風やゲリラ豪雨による災害でしょうが、これから先、気候変動と気象災害はますます増え、激甚化の一途を辿るのは間違いアリマセン!
これに人間同士の戦争やらテロやらのいがみ合い、諍いに加え、気候変動や異常気象が引き起こす豪雨災害・洪水やあるいは逆に干ばつにより、今現在、人口を支える農耕や生活環境が破壊され難民流民が増えるでしょう。
ぶっちゃけていいますと『綺麗な水』を巡って世界大戦か文明崩壊が起こっても不思議じゃありません ┐( ̄ヘ ̄)┌
今回はありません、アリマセンばかりでなんですが……せめて『カネとコスト負担で防げる』EMPや太陽コロナ放射で失われかねない電力網の強化くらいは先進国を中心にキチンとしましょうよ?
先進国ほど電力とそれで動くシステムに頼り、その恩恵を受けているのですから!
そのように愚考するのですが……いかがでしょうか?(苦笑
☆最後に、個人で「デキル!」EMP対策w
個人でできる対応と対策とは――「ファラデーケージ」
では、これらの予想される事態に対して我々、個人個人は無力なのでしょうか?
いえ、決してそのような事はありません。
通信網と配電網のマヒによる社会的混乱からの復興までの期間への対策は、普通の自然災害(台風・地震等)に対する備えで充分ですし、通信・電子機器に関してもそれなりに予防の為にできうることがあります。
次は、その辺の具体的な対応策を一つ紹介して行きたいとおもいます。
実はというと、太陽の巨大な太陽フレアやコロナ質量放出などにもよるEMP(電磁パルス)発生を確認した後に、対応する時間が与えられています。
太陽フレアが発生してから、地球に到達するまでの時間に大体、フレアなどの太陽面爆発の発生から48時間から72時間の余裕があります。
この間に『ファラデーケージ』という遮断物質で囲まれた保護ケースにノートパソコンや携帯、それに保護・保全して起きたいデジタルデーターを入れて保護することができます。
太陽のEMP到着まで時間が一定しないのは、規模や速度と共に、実は太陽からの電磁パルスの進行方向が直進しているわけではないということがあるためだと思われます。
いずれにしても、太陽フレアが発生してから2、3日は余裕がありますので、充分準備はできると思います。
ファラデーケージというのは聞き慣れないと思いますが、『遮断箱』のことです。
遮断したいものによって特性は違って――
・静電気を遮断したい → アルミ箔
・電磁パルスを遮断したい → 鉄
・ガンマ線(核戦争やガンマ線バーストなど)を遮断したい → 鉛
――のようになります。
ここでは電磁パルスを遮断するための箱のことなので、鉄の箱がいいでしょう。
それも厚い鉄の箱が。
すぐに思いつくのは鉄製の金庫ですが、素材が鉄なら割となんでもいいみたいです――鉄製の物置とか。
海外で紹介されている中では、笑い話のようですが、鉄製のゴミ箱を即席の『ファラデーケージ』として勧めている場合もあります。
ただ、実際どの程度の被害になるのかは『被害を受けてみないとわからない』と思います。
想定されたほどの被害にならないこともあるかもしれないし、あるいは、想定したよりひどい被害の場合もあるかもしれません。
しかし、太陽の大規模なフレア(EMP)放出に備えて失いたくないデーターや、予備のノーパソ、携帯等の電子機器を保護しておくのは決して無駄な事では無いと思います。
イザという時に備えて、停電等による社会混乱の期間を乗り切るための備蓄を進めておくことも――
あと、太陽フレア等で地球に大規模な電磁波障害が起きた場合の通信手段やコミュニケーションの方法の準備について挙げておこうと思います。
まず準備方法は、多くの人にとってわかりやすくて、簡単に理解できるものである必要があります。
BBSで『EMP(電磁波)攻撃、太陽フレア、ポールシフトの後のコミュニケーション』という項目が紹介されていまして、そこでは、巨大な太陽フレアなどが 発生して、すべての電子機器がダメージを受けた後、どのように通信する手段を確保するかということの方法が単純なものから複雑なものまで議論されていました。
そこで挙げられた代表的な意見がリストアップされていましたので紹介しておきます。
1. 鉛筆やペン
インターネットが出現するまでは、我々の遠方との主要な文字でのコミュニケーション手段は手紙であり、地球上の多くを回っていた。
当然、太陽嵐の影響は受けないが、しかし、郵送システムがダウンした場合、遠方へとのコミュニケーションには使えない。
書くことによるコミュニケーションは、たとえば自宅や同じ敷 地内等の狭い中での外出時のメモなどとしては重宝する。
2. CB無線またはUHF ラジオ
簡単なファラデーケージ(導体に囲まれた箱)に入れることによって、磁気嵐の被害が起きる前に保護することができる。
3. インターネット
多くの人たちの意見では、巨大な太陽フレアの直撃を受けた後には、インターネットのプロバイダがダウンしてしまうとしているが、今の時点でプロバイダ各社 が『太陽フレアの際の復旧手段』など、準備を進めているのであれば、非常に速くサービスの復旧もできるのではないかと考える。
なので、太陽フレアが発生しても、プロバイダの復旧後にメールやビデオ送信での救助を求めることができる時のために、いつも使っているノートパソコンやスマートフォンなどをファラデーケージで保護してほしい。
4. 自己でのエネルギーの確保
電磁パルス被害の後、政府の電気供給復帰をただ待っているのはよくない。
いつでも、あなた自身で獲得できて、再生可能なエネルギー源を持つべきだ。
太陽パネル、風力発電などの用意できる人はそれでもいいし、蒸気やリフレクト板を使った自己流の方法もあるかもしれない。
自転車での電気発生器でもいい。
あなた のできる範囲での資金と意志と行動力の範囲で用意できるものを用意してほしい。
その他に下のようなものの準備もしておくべきだろうとの事です。
・食料
この場合、考えたいのは、太陽フレア災害下では、電気保存製品や輸送機器は使えないということだ。
つまり、冷蔵庫や車は使えないと考えたほうがいいので、すべての電子制御機器が不要という意味での食料備蓄が必要だ。
・飲料水
給水のほとんどは電気制御であり、また、都市では集合住宅やビルでの揚水ポンプ等も電気を必要とするので、巨大な太陽フレアの直撃を受けた場合、都市部では飲むことのできる水を手に入れることは難しくなる。
そのために、水を濾過や加熱できる道具が必要だ。
・機器を保護する道具
電磁波が電子機器に達することがないように、できれば、ファラデーケージに電子機器を入れて保護する。
たとえば、予備の電話(有線)、iPad、予備の携帯電話、CBラジオ、ノートパソコン、携帯用のハードディスク、ビデオカメラなどだ。
この他にも色々と考えられるでしょうが、普段の地震災害等への備えの延長として考えておけば良いのではないでしょうか?
また、次の太陽の活動期に入るのは先の事ですので、まだ二年〜三年時間も残されています(実はこの数日前の太陽フレア爆発も、今は太陽の休憩期だというのに11年ブリの大規模だった!?)。
また、現在は天文観測とその観測結果の告知のネットワークも整備されつつあるので、実際の太陽フレア(EMP)が発生してから地球に到達するまで二、三日の余裕があることを考えても、地震と異なりそれなりの対策を取る余裕はありそうです。
実際にコトが起こるまで、どんな事態や混乱が起こるかはわかりませんが、高度に電子化された現代社会ゆえに危惧される大規模自然災害が一つ増えたと考えるくらいでいいのではないでしょうか?
観測による予報ができるという点で地震よりも台風に近い災害だと捉えれば、実感できるかもしれませんね……
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