私たちは二人ともどうやら物欲はさほど強くなく、
どうせ買うなら実用的で長く使えるものを欲しがる傾向があるようです。
■私の場合
婚約記念品と言えば、ダイヤの指輪が今も定番だと思うのですが、自分にダイヤが似合うとは思えないし、使用頻度の見えない高価な記念品よりも絶対に使うものが欲しいと思いました。散々迷った挙句の結論は、パールのネックレスとピアスの2点セットです。これならば、結婚披露宴で、その後は冠婚葬祭で身につけることができます。
記念品を探し始めた頃、ちょうど最寄りのデパートで宝飾品の催事が行われていたので、今後の参考になればと初めてデパートの宝飾品売り場へ潜入しました。ノンブランドのものからブランド品まで多種多様に取り揃えられ、高価なパールに圧倒された私の目を引いたのは、期間限定のパールのセール。物が良ければ、ノンブランドでもセール品でも構わないと思っているので、ここでも良いよと彼に言ったのですが、彼がせっかくだからMIKIMOTOに行こうと言ってくれたので、今年6月にグランドオープンした銀座4丁目本店に乗り込むことになりました。
(画像はお借りしています。)
MIKIMOTOって高いですねぇ。。。あまりにもドキドキして、ついつい
「が一生懸命働いたお金だよ!?渡す相手は私なんだよ!?」と何度も言うも、
「知ってる。」と譲らない彼。
あまりしつこく言うと気まずくなりそうだったので、
自分のお財布ではないものの、ここで腹を決めることにしました。
「ありがとう!」と言うも、私の心はソワソワ状態。
ソワソワしていても、パールの輝きだけは素人目にも分かります。万が一、火事になってもこれだけは残るようにと、結婚式まで実家の金庫に預けているのですが、数日に一度眺めては、ありがたいなぁとしみじみ感じています。
■彼の場合
彼もまた実を求めるタイプのようで、
婚約記念品購入までに下のような会話を何度も繰り返しました。
「婚約記念品何にしようか?何でも欲しい物を言ってもらって良いんだよ?」
「特にないなぁ〜、定番の腕時計はつけるのがあまり好きじゃないし…」
「そうだよねぇ〜、欲しくないものを贈られても困っちゃうよねぇ…」
このような会話を何度も繰り返し、絞りに絞って出てきたのが、2人が生活に困ったとき時に換金できる「金貨」。または、通勤で毎日利用する「定期入れ」の2つでした。
「ありがとう。定年まで大切に使うね!」
最終的には、彼の好きなブランドの定期入れを三越で購入して贈ることになりました。
恐ろしいほどに婚約記念品の金額差が発生しましたが、彼がニコニコしているので良しとします。でも、彼のお母さんの前で本当に気まず過ぎるんだってば〜!!