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ヴィンテージワイン欲しい！

備長炭焼肉ほむらさん(@homura_kariya)がシェアした投稿 - 2017 Aug 12 10:22pm PDT

大阪に「ヴィンテージワイン喫茶」が登場

【ファンタかワインか。】

「声診断って、自分にはできないんですか？」

「え、いや、自分の声はわかんないなー」

「相川さんの声って、なんか不思議な響きをしてますよね」

「さあ」

「私も、子どもの頃歌うのが好きで、お遊戯会とか文化祭で歌ってたんです」

「へえ。僕はそういうのは無縁だったが」

「歌って、どんな風に歌えばいいんですかね？」

「さぁ、好きなように歌えばいいんじゃないの」

「え????でも、呼吸とか、発声法とかあるんじゃないですか？そういうのって習わないといけないんじゃないですか？？」

「いや、必要ないよ。」

「私、高校の頃、歌手になりたかったのでそういう大学の試験受けたんですけど落ちて、それで歌は趣味でいいかなって諦めちゃったんです」

「歌と大学は別だよ」

「え？！そうなんですか」

「そうだよ。オペラ歌手でも楽譜読めないっていう人いるし、ミュージカルとかポップスだとむしろ楽譜読める人の方が少数派だと思うけど。例えば、矢沢永吉さんの自伝読んだけど『人前で歌う好きな奴が成功する。楽典いらない』って書いてたな」

「そうなんですか、、」

「僕も音楽の授業は全然５取れなかったしね」

「ええ??」

「その代わり、イタリア来てから音楽の勉強したよ」

「歌うのが好きだったいいんですね！それだったら、私も歌っていいってことですよね！」

「だね。仕事にするかどうかは別の話だが」

「あ、やっぱり、プロになるにはレッスンが必要ってことですか？」

「いや、違うよ。むしろプロ歌手は忙しいからレッスンとか受けてるヒマないよ。オペラなら別だけど」

「えーーじゃあ、どうすればプロになれるんですか？オーディションとか芸能事務所ですか？」

「いや、ファンだね」

「ファン？」

「ファンがいれば成り立つよ。ファンがいないと、たとえ有名事務所に入ってても成り立たない。だから、ファンを作ることが第一だね、商売的には」

「ええ??ー歌が上手だったらいいんじゃないですか？」

「いや、あんまり関係ないと思うけど。『この人の歌を聴きたい。この人にまた会いたい』って思われる空気感を出すことだと思うが」

「ええーーーそうなんですか！？なんか意外です」

「意外に思うってことは、世間でいうアーティスト、歌手っていうイメージコントールが機能してるってことだね。実際はね、うまくいってるアーティストは結構お仕事面もシビアにクールにマネジメントしてるよ。」

「有名な事務所に所属したら全部やってもらえるんじゃないですか？」

「いや、むしろ手綱を握っとかないと、へんてこな契約なんかあるし、独立したもの同士として対等に関わることが大事だと思うよ」

「そうなんですねー。なんか、私は純粋に歌うことを楽しみたいなと思います！気持ち良く歌いたいっていうか！」

「本当だね！僕もそうよ。歌手やっててそこが本当に幸せを感じるな。」

歌うことについて。歌手など声の仕事を始めて１０年だけど、どんどん面白くなっていく一方です。

ヴォイストレーナーやってるだけに、レッスンのこととかボイトレのことをよく聞かれるけど、そういうのと歌うことを楽しむことってあんまり関係ない気がします。

流暢に話しているにも関わらず聞いてる相手の心に響かないっていうこと、あるものです。

難しい言葉をたくさん並べられても、聞いてる方はさっぱり。

その話し手さんの身振り、表情、立ち居振る舞い、それから声の表現トータルで相手に伝わっているからです。

どんなに価値のある話でも、聞いててつまらないと、せっかくの価値が半減してしまう。

最高のヴィンテージワインを、紙コップで飲ませるようなもんです。

ファンタグレープじゃないんだから、、

話の内容がよければ価値が伝わる、というのはなかなか難しいこと。

自分の持っている価値をしっかり世の中に分かち合うためには、声や話し方も気を配ってるあげる必要があるわけです。

そのためには、このDVDが役に立つはずです。↓

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