母なる地球を思わせる電動

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母なる地球を思わせる電動

すぐに使える電動テクニック7選

　その姿から学ぶことは少なくない。教えを乞うこともある。俺は長く勤めている人への敬意を忘れない。だが、絶対的な存在になるわけではない。自分が全てになるわけでもない。経験の蓄積は、時に謙虚さや寛容さを追いやってしまう。そしてそれが、時代を止める一因となる。

　小さく開いた窓の隙間から流れ込む冷たい空気に、夏の終わりを感じたある日のことである。床タイルの溝を清掃していると、婆さんが意気揚々と歩いてきた。

「お疲れ様です。サブさん、どうしたんですか？」

「ワシも一緒にやるよ。鮭山さんから清掃氏さんの所へ行ってあげて下さいと言われたんじゃ」

「助かります。ありがとうございます！」

「ワシに出来ることはあるかい？」

「そうですね…、モップでは落としきれないので、デッキブラシを持ってきていただけますか？」

「デンキブラシかい？　分かったよ」

婆さんは何故だか用具室ではなく詰所へ向かって歩いていった。喉を潤しに行ったのだろうか。俺は淡々と作業を続けた。しばらくすると、婆さんが戻って来た。

「清掃氏さん、持ってきたよ！　これかい？」

「いっ、いや…、それはサブさんの電動歯ブラシじゃないですか！　デッキブラシは、用具室にある先っちょが緑のブラシですよ」

「なんかおかしいと思ったんじゃ」

「はっはっは、サブさん最高です！」

「そうかい、そうかい、ワシも楽しくなってきたよ」

二人で大笑いをしていると、詰所の方から怒鳴り声が聞こえた。最近はお客同士のトラブルも多い。鞄（かばん）が触れた、目の前を横切られた、子供の声が大きい、…そんな些細なことで声を荒げる大人が少なくない。ただ、そんな状況を目にしても、清掃員として出来ることは限られている。いや、一つしかない。それは駅務員を呼んでくることである。だが、この時は呼べなかった。何故か？　それは清掃員同士が怒鳴り合っていたからである。

俺は慌てて二人の下へ走った。

「ちよっ、ちょっと、二人とも何をやってるんですか！　お客さんが見ていますよ！　玉打さんも鮭山さんも落ち着いて下さい！」

俺は必死に彼らを止めた。だが、収まらない。

「てめぇ、この野郎！　俺がいるのに何でお前が指示を出すんだよ」

「はぁ？　あんたはいつも自分の仕事で精一杯じゃねぇか！　毎日毎日、同じ事しかしてないだろ！　誰のおかげで綺麗になっていると思ってるんだ？　たまにはエスカレーターくらい拭いてみろ！」

「何だとこの野郎！　やるのか？　来いよっ！」

「行ったら勝っちまうじゃねぇか！　このハゲジジイがっ！」

「てめぇはエロ清掃員じゃねぇか！　エロ記事ばかり読みやがって！　てめぇのヤサ（家）は知ってるんだ。奥さんに言ってやろうか？」

「俺はあんたと違ってまだ枯れてないんだよ！」

「どうせドーピングしてんだろ？」

もう何が何だか分からない。大人なのか子供なのかも分からない。売り言葉に買い言葉なのだろうが、この二人はいったい何を争っているのだろうか。俺は思わず笑いそうになってしまった。だが、放っておくわけにはいかない。俺は二人の間に割って入り、鮭山さんを羽交い絞めにして力尽くで引き離した。…その時である。

「ちょっと！　あんたたち何やってんのよ！」

「うるせぇ！　ババアの出る幕じゃねぇんだ！」

「ジジイの出る幕でもないわよ！　あんた、若い人を相手に大きな声を出して恥ずかしくないの？　鮭山さんはあんたの息子くらいの歳でしょ？」

「こいつが俺を飛び越えて指示を出しやがったんだ！」

「くだらないわねぇ。別にいいじゃない、そんなこと」

「俺はな、この現場に10年もいるんだ。昨日今日入ったような奴に頭を越されて黙ってられるか！」

「何年いようがそんなこと関係ないんじゃないかしら。あんたがプライドを持って働いているのは知ってるわ。だけど、あんたの後ろに人はいる？　あんたは先頭にいるつもりなのかもしれないけど、誰もついてきてないじゃないの」

「……………」

「はっきり言うわ。アタシやあんたの時代はもうとっくに終わっているのよ。アタシたちがいつまでも出しゃばっていたら、時代に取り残されちゃうのよ。若い人たちに道を譲ってあげることも必要なんじゃないかしら」

「そんなもんはな、自分で切り拓いていくんだよ。それが人生ってもんじゃないのか？」

「アタシも聞き分けの悪いババアだけど、あんたも物分かりの悪いジジイねぇ。あんたが言っていること、間違えているとは思わないわ。だけど、アタシたちはもう前を歩く必要なんてないのよ」

「じゃあ聞くが、俺たちはどこを歩けばいいんだ？」

「いちばん後ろよ。若い人たちが作る時代に入れてもらうのよ」

「……………」

「前から振り返ったらね、いちばん後ろが先頭になるのよ。先頭に立って、若い人たちを見守っていくのよ」

いちばん後ろという先頭…、俺には到底辿り着けない発想だった。柔軟さと寛容さ、そして謙虚さを見事に織り成した言葉だと思った。この婆さんはいったい何者なのだろう。俺はずっと感じていた疑問を婆さんにぶつけた。

「会長は清掃の仕事に就く前は何をしていたんですか？」

「ニシンを発泡スチロールに詰める仕事よ」

「本当にそれだけですか？」

「そうよ。漁師だった旦那が亡くなって札幌に出て来てからは、清掃しかしてないわ」

「そうですか…」

俺が次の言葉を見つけられずにいると、爺さんが話し始めた。

「会長さん…、さっきはババアなんて言って悪かった。清掃氏くん…、この人はな、朝も晩も休みなく働いて、女手一つで二人のお子さんを育て上げたんだ。俺がこの現場に来た時は、そりゃあ血気盛んな婆さんだったよ。何でも自分でやらなきゃ気が済まなくて、どこにいてもやって来るんだ。ああした方がいい、こうした方がいいってさ。そんなんだから、若い奴が入ってきても、みんなすぐに辞めていったよ」

「……………」

「でもな、ある時、そんな会長さんを諫めた人がいたんだ。誰だと思う？」

「…北大路会長ですか？」

「いや、違う。駅の職業体験に来ていた近くの小学生たちだよ」

「えっ…」

「子供たちがな、言ったんだ。どうしてお掃除のお仕事はお爺さんとお婆さんばかりなの？って…。俺たちはその質問に上手く答えられなかったよ。笑ってごまかしていたら、会長さんが慕っていた大ババ様が子供たちに伝えたんだ。会長さん、覚えているか？」

「懐かしいわね…。もちろん、覚えているわ。大ババ様はこう言ったのよ。ここは少し時代が遅れているの。みんなの成長に追いつけるように、これからは若い人たちが活躍できる場所にするわって…。アタシはその言葉を聞いた時、自分に向けられているような気がしたわ」

「俺もだ。だけど、すっかり忘れちまってたよ。知らぬ間に若い芽を摘んでしまっていたのかもしれない。鮭山くん、すまなかったな」

「いえ…、こちらこそすみませんでした。玉打さんのプライドや気持ちも考えるべきでした」

「…もう済んだことだ。気にするな。じゃあ、俺はもう帰る」

「何言ってるんですか…。そんな勝手なこと、会社は認めませんよ」

「…黙っていたが、俺は今日で終わりなんだよ。何時間か早く帰るだけだ。お前らがいるから、俺は安心して辞められる。元気でな…」

「待てよっ！　何カッコつけてるんだ？　まだ俺たちに伝えることあるだろ！　やり切る姿勢、諦めない気持ち、見せてくれよ！」

「鮭山くん…」

玉打さんは俺が手にしていたモップを取ると、黙って床を拭き始めた。毎日拭き続けた床を明日からは拭かなくてもいい、それはどんな気持ちなのだろう。解放感か安堵感か、それとも寂しさか…。何も出来ずに突っ立っていると、婆さんが言った。

「何ぼーっとしてるんのよ。この人の仕事は、あんたたちが受け継いでいくのよ。ほらっ、アタシたちも一緒にやるわよ！」

「はっ、はい！」

　時代は受け継がれていく。それは同じ形を保ち続けるということではない。新鮮な息吹を吹き込み、時代に合わせた形に変えていくということだ。人や社会の有り様（ありよう）は常に変わっていく。時代を受け継ぐとは、それを正しい方向へと導いていくことではないだろうか。俺はその方向が見える目を養いたい。そして、人を導ける人間でありたいと切に思う。

「清掃氏さん、純喫茶へ行くわよ！」「純喫茶って何ですか？」「純粋な喫茶店よ」「それは何となく分かりますが、スタバとかドトールと違うんですか？」「砂場のトオルって誰よ？」「あっ、もういいです…」 https://t.co/lr2rAKpwzf

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簡単な整爪のやり方です。ネイルをする前に爪を整えておくと出来栄えもグンとよくなります

整爪とは・・・こんな感じのやつです。爪を整える！ってそのままです

まず必要なのはエメリーボード。エメリーボードとはいわゆるファイルと呼ばれているものの1つです。

エメリーボードは自爪の長さを削るためのもの。爪に負担がかからないように薄い板でできています。

上画像の100／180というのはグリット数。

表が100グリット、裏が180グリッドという感じです。エメリーボードのグリットは80～ありますが、180グリットくらいが粗すぎずおススメです。

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このエメリーボードを軽く挟むように持ちます。

エメリーボードを爪の断面にぴったりあてて、一方方向だけ削り、長さを決めます。

ポイントは、引く時だけ等一方方向の時だけ削ることです。

①まずは爪の先端。

②サイドを整えます。

③角がないようにストレスポイントから先端に向けて両サイドを整えたら、①と②を繋ぐように少しずつエメリーボードを当てる角度を変えて滑らかなカーブにします。

最後にバッファーを使って、爪の裏側をキレイにしますが・・・バッファーとはバッファーは爪の表面の凹凸を整えたりするスポンジタイプのものです。

こんなの。100均でも購入できます

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先ほど爪をファイルした時に出た取り残し（バリ）をバッファーで取り除きます。

これで完成です。

あ、やや曲がってますね。

画像は撮り忘れましたが、もう少し右サイドを最後に削りました　

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