常駐させてもめちゃくちゃ軽快に動作する「ジージャン」

こんにちは〜♪

1stLoverの片ポケです。



ファーストジージャンの一体何が魅力的なのでしょう？

良く聞かれます…




「そんなに必要？」




ごもっとも(笑)

と、いうことで、その謎を紐解いてみましょう。

(個人的な考えですので、否定されたい場合もあると思いますが、どうか広い心でお読みください。)




1、なんか好き…

結局の所(もう結局なのか…笑)、誰から教わったわけでもなく、感性で好きです♪

ただ、オリジナルにしても、復刻にしても、レプリカにしても、ちょっと高級(価格の面で)であり、最初にサードを購入したので、いつかファーストを着てみたいという憧れが強かった部分もあるかもしれません。


2、シンチバック



このディテールはファーストにしかないディテールです。

針でも、針無しでも、どちらも好きです♪

実用性は低いと思うのですが、後ろ姿にこのギミックがついてることで、レトロな雰囲気と存在感が出てきます。

僕のコレクションルールの原則として、片ポケでも、シンチがついてなければ、ファーストとして見ない、というものがあります。

これは、シンチバックに対するリスペクトでありつつ、ジージャンを作るのに、他に使い回すチャンスが少ない、シンチバックにわざわざにコストをかけるという、製作者へのリスペクトでもあります。

※ただし、一部例外もあります。すいません(笑)


3、他人とかぶらない。と思う。



ジージャンって、世の中のほとんどはサードっぽいデザインだと思っています。男女問わず、ほとんどの方が着たことがあると思います。そんな中で、ファーストの様な片ポケデザインは、シャツでは良くあるのに、ジャケットでは少ないと思いません？？？

多分、サードの方が理にかなっているのだと思います。両ポケ、立体裁断、コアヤーン。ファッション性、実用性、耐久性を兼ね備えていますからね。

あ、話はそれましたが、つまり、ぼ〜っと生活していて、なんとな〜くクローゼットに入ってる確率は少ないだろう、ということです。


4、現代のジージャンには無いエイジング

ヴィンテージデニムの魅力は、

生地…

だけではありません。

キッパリ！(笑)

昔ながらの力織機がどうとかは、よそさんでも色々調べれば出てくるので割愛しますが、

僕の場合、

生地に関しては、旧式の力織機で織ったり、それに準ずる方法で生産するのは、当然の事だと思っています。

では、

どこを重視するかというと、


縫製糸です。


縫製糸のエイジングにとても魅力を感じます。

Levi'sのジージャンで言えば、

557XXの初期までは、総綿糸でした。

綿糸というのはその名の通り綿の糸で、色落ちもするし、強度がそこまで強くないので、やがてほつれ、ちぎれます。

その表情が素敵なんです

↓着込んだものと、ワンウォッシュを並べてみました。縫製糸にご注目下さい。














↑すこ〜し白っぽくなっているのが、分かりますか？それも、洗濯で染料が抜けるというよりも、擦れによって落ちるというのが、肩の部分に表れています。


それから、コアヤーンの時代が来ます。

コアヤーンはポリエステルの芯に綿を巻き付けた強度が高い糸です。

外側は綿なので、経年変化もします。

66とかもコアヤーンですよ。

そこから工業化、技術革新によって、縫製糸はより強く、

ずっと表情が変わらない(変わりにくい)

物に進化していくのです。

僕は、断然綿糸が好きです♪

コアヤーンでも退色するものならOKです。

実物はもちろん、ファーストのレプリカ物はほとんどの物が、綿糸か退色するコアヤーンで作られています。(自分がコレクションしている物の話になります。)

せっかくいい感じの色落ちをしても、

縫製糸が新品同様(笑)

ボタンホールが新品同様(笑)

だと、幻滅します…雰囲気台無し…(笑)

なんてことしてくれんだという…(笑)

まぁ、それっぽいものは最初から袖は通しませんが。

初期のリーバイス復刻とかひどかったですね…

かぶせリベットだったり…

そこからリーバイスを毛嫌うようになってしまいましたが…

ま、いいか…。


◇まとめ

と、言うことで、くどくど話し込んでしまいましたが…

総括すると…

シンチバックがついてて、
綿糸の経年変化があって、
片ポケの渋いデザインが、

魅力です！


ファースト最高！(笑)

ご静聴ありがとうございました♪