slyに重大な脆弱性を発見

RIDDIM 研究８回目の今回は「Things & Time Riddim」（ティングス・アンド・タイム・リディム）を紹介したいと思います。

1971年にスタジオ・ワン（Studio One）からリリースされた「The Wailing Souls」（ウェイリング・ソウルズ）の「Things And Time」（ティングス・アンド・タイム・リディム）がオリジナルで、「The Wailing Souls」（ウェイリング・ソウルズ）は、同リズムで「Back Out」（バック・アウト）という曲もリリースしている。

ちなみに、RIDDIM TRACKは「SOUND DIMENSION」によって演奏されている。

「The Wailing Souls - Things And Time 」（Studio One）

「The Wailing Souls - Back Out 」（Studio One）

アルバム「The Wailing Souls / Studio One」にも収録されている

1974年にチャンネル・ワン（Channel One）からリリースされた「Things & Time Riddim」（ティングス・アンド・タイム・リディム）は、スライ・ダンバー（sly Dunber）を中心としたレヴォリューショナリーズ（Revolutionaries）がリメイクし、「The Wailing Souls」（ウェイリング・ソウルズ）が歌い直している。

「The Wailing Souls - Things And Time」

アルバム「The Wailing Souls / Inchpinchers」にも収録されている

「The Wailing Souls」（ウェイリング・ソウルズ）は、1984年にボルケーノ（Volcano）からリリースされたヴァリアス・アルバム「The Volcano Eruption」の中にも「Things & Time」（ティングス・アンド・タイム）をリメイクして収録している。

1986年にはジャミーズ（Jammy's）がコンピュータライズド（打ち込み）で「Things & Time Riddim」（ティングス・アンド・タイム・リディム）をリメイク。

Admiral Bailey（アドミラル・ベイリー）、Chaka Demus（チャカ・デマス）、Nitty Gritty（ニッティー・グリッティー）などがリリースした。

「Nitty Gritty - Gimme Some Of Your Sum'Thing」

ちなみに、「Nitty Gritty - Gimme Some Of Your Sum'Thing」は、このテイクの他にヒューマン・ビートによるリズムでもリリースしているので聴き比べてほしい。

「Nitty Gritty - Gimme Some Of Your Sum'Thing」 (human beat)

80年代の「Things & Time Riddim」（ティングス・アンド・タイム・リディム）の大ヒットは、スティーリー & クリーヴィー（Steely & Clevie）がリメイクし、1986年にTechniques（テクニクス）からリリースされた。

ワンウェイ・アルバム「DJ Explosion Ina Dance Hall Style」

「Super Cat - Cry Fi De Youth」

「Admiral Tibet - Leave People Business」

「Spanner Banner - Life Goes On」

「Yami Bolo - Jah Made Them All」

「Johnny P - Fight Fi Old Bruck」

Techniques（テクニクス）から「Things & Time Riddim」（ティングス・アンド・タイム・リディム）は、一連で大ヒットを記録した。

1996年にはファット・アイズ（Fat Eyes）がリメイクし、「Roundhead & Jason Sweetness Ganja Fi Legal」がヒットした。

「Roundhead & Jason Sweetness Ganja Fi Legal」

1990年にドノヴァン・ジャーメイン（Donovan Germain）率いるペントハウス（Penthouse）が「Things & Time Riddim」（ティングス・アンド・タイム・リディム）をリメイク。

Techniques（テクニクス）の「Things & Time Riddim」とアレンジが異なり、オリジナルに近いリメイクでリリースし、大ヒットした。

「Things And Time Riddim 2000 Mix」

2000年以降、「Things & Time Riddim」（ティングス・アンド・タイム・リディム）はリメイクされていないようだが、再びリメイクされヒット曲がリリースされることを期待したい。

というわけで、RIDDIM 研究８回目の今回は「Things & Time Riddim」を紹介しました。

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